Eラインでお悩みの方へ
Eラインとは
理想的なEラインの基準
リケッツはEラインに対し上唇が4mm、下唇が2mm内側にあるのが理想としていますが日本人はやや鼻が低いため上唇が2mm内側、下唇がEライン上にあるのが理想的とされています。当院では鼻の高さから理想的なEラインになるようにレントゲン撮影を行い矯正治療にて歯の角度を変え理想的な位置に移動させて理想的なバランスを目指します。
Eラインのチェック方法
定規やペンのような真っすぐな物を鼻の先端と顎の先端に付けるようにして添えます。この時に、上唇がやや離れ下唇の先端が定規に軽く触れるくらいであれば、理想のEラインの横顔となります。もし、唇が定規に強く押し当たるようであれば、口元が前に出ている可能性があり、逆に定規などに全く触れないようであれば、口元が引っ込んでいる可能性があります。 歯並びの問題のほかに、鼻や顎そのものが出ていたり引っ込んでいたりすることも考えられます。定規などが手元にないけれどすぐにチェックしたいという場合は、人差し指でも簡易的にチェックできます。
Eラインになっていない主な原因
口ゴボ
受け口
出っ歯
Eラインにする治療方法
矯正歯科
美容整形
矯正歯科で改善が難しい場合には、美容整形が必要です。上下顎の位置関係が適正範囲外にある場合は外科治療、鼻にプロテーゼ、顎にヒアルロン酸等を行い理想的なEラインにする事があります。
当院の症例
当院には横顔をキレイにしたい患者さんが大変多くの来院します。当院では理想的なEラインを手に入れる為にレントゲン撮影を行い、記内容を診断後、横顔の予測を立て最適な方法をご提案します。
- Eライン(Esthetic Line)
1-1 上顎、下顎の前後的位置関係
1-2 歯の傾き(角度)
1-3 鼻の高さ - 鼻唇角(Nasolabial Angle)
鼻唇角(Nasolabial Angle)は鼻下線(鼻の先端と鼻の付け根を結んだ線)と上唇線(鼻の付け根と上唇を結んだ線)の交わる角度のことです。
当院での治療目標として男性では約90°前後、女性では100°前後を目標にしています。
- オトガイ唇溝(labiomental sulcus)
オトガイ唇溝(labiomental sulcus)オトガイの上部、下唇の間にできる溝です。
- 上唇の傾斜角(Cant of upper lip)
上唇の傾斜角(Cant of upper lip)はN点(ナジオン)という眉間にある骨からFH平面(フランクフルト平面)に対しての垂線(ナジオンライン)と上唇線(鼻の付け根と上唇を結んだ線)の交わる角度です。FH平面とは眼窩下点(眼窩下縁)と外耳道上縁を結んだ線に事です。この角度の日本人男性の平均値は17.1°±10.4°、日本人女性の平均値は17.9°±5.4°とされています。当院では上唇の傾斜度は鼻唇角の補足として使用しています。なぜかというと鼻唇角は鼻の形に大きく左右される為です。鼻が上向きの人の場合、鼻唇角は大きな角度になります。そのような時に上唇の位置を決める際にこの上唇の傾斜度をみることでバランスが分かります。
- Z-angle
下唇の最突出点とオトガイ部最突出点を結ぶ線とフランクフルト平面のなす角度で評価します。
Before
After