表側矯正について
表側矯正と裏側矯正の違いは何ですか?
表側矯正と裏側矯正の違いは、ブラケットとワイヤーを歯の表側と裏側のどちらに着けるかです。表側矯正は裏側矯正よりも治療費がかからない一方で、口を開けたときに装置が目立つというデメリットがあります。
また、裏側矯正は矯正装置が目立ちにくい一方で、舌が装置に触れて発音が一時的に不明瞭になる場合があります。このように、表側矯正と裏側矯正のそれぞれにメリットとデメリットがあるので、ご自身に合った治療方法を選ぶことが大切です。
当院では、表側矯正の場合でも目立ちにくいワイヤー矯正が可能です。
痛みはどれくらいですか?
表側矯正と裏側矯正は、矯正装置が歯茎や口腔内の粘膜に触れることで炎症が起こる場合があります。
炎症に伴って痛みが生じますが、1週間ほどで消失することがほとんどです。
歯の浮きや噛むときに少し痛む程度ですので、日常生活に大きな支障をきたす心配はありません。
矯正装置を目立たなくすることは可能ですか?
透明や白色のブラケットやワイヤーをご用意しております。また、取り外し可能なマウスピース矯正装置(インビザライン)もございます。矯正装置の見た目が気になる方は、当院へご相談ください。
裏側矯正(リンガル矯正・舌側矯正)について
裏側矯正はむし歯になりにくいというのは本当ですか?
矯正装置のあたりが唾液でうるおうため、むし歯になりにくいと言われています。ただし、歯磨きなどのセルフケアの向上、歯科医院でのメンテナンスを行うことをおすすめします。
治療期間はどれくらいですか?
表側矯正よりも裏側矯正の方が治療期間が長くなる場合があります。しかし、当院では、豊富な実績と経験がある歯科医師が矯正治療を行いますので、表側矯正と同じくらいの期間で終了するように心がけております。
発音に影響しますか?
矯正装置が裏側についているので、違和感を感じる方もいます。多くの方は1~4週間程度で慣れます。
ハーフリンガル矯正について
表側矯正よりも費用が高くなりますか?
裏側矯正は、表側矯正よりも費用が高くなる場合があります。これは、表側矯正と比べて工程が細かく高度な技術が必要なためです。 上下ともに裏側矯正を選ぶのではなく、表側矯正と組み合わせる「ハーフリンガル矯正」であれば治療費を抑えられます。口元が目立ちやすい上の歯には裏側矯正を、下の歯には表側矯正を適用します。
ハーフリンガル矯正をおすすめする方はどんな人ですか?
仕事の関係で、口元の美しさが重要になる方におすすめです。ただし、歯並びの状態によっては表側矯正の方が適しているケースもあります。
マウスピース矯正について
マウスピース矯正の痛みはどれくらいですか?
表側矯正や裏側矯正よりもマウスピース矯正の方が痛みが出にくい傾向があります。これは、矯正装置で口の中を傷つけたり口内炎ができたりするリスクが低いためです。
むし歯や歯周病があっても矯正治療できますか?
矯正治療を始める前にむし歯や歯周病を治療します。矯正期間中に発症した場合は、矯正に支障をきたさないように治療しますが、重度の場合は歯の形状や位置に影響が及び、矯正期間が長くなる恐れがあります。
マウスピース矯正が適用されないケースが知りたいです。
外科的な治療が必要なケースのように、難しい症例には適用できない場合があります。その場合は、表側矯正や裏側矯正などと組み合わせることを検討します。まずは、お気軽にご相談ください。
会話に影響がありますか?
マウスピース矯正を始めてしばらくは発音に支障をきたす場合があります。しばらくすると慣れて改善される場合がほとんどなので大きな心配はありません。
食事は普段通りできますか?
マウスピースを装着したまま飲食すると、むし歯のリスクが高まる他、装置の着色や破損が引き起こされる恐れがあります。食事をする時は、マウスピースを外すようにお願いいたします。
保定期間とは何ですか?
矯正治療後は、歯並びが元に位置に戻ろうと動きます。これを「後戻り」といい、放置すると歯並びが再び乱れてしまうので、リテーナーという保定装置を装着して歯が安定するまで固定します。 リテーナーは取り外し可能なため、マウスピース矯正と同じ感覚でお使いいただけます。
部分矯正について
部分矯正と全顎矯正の違いを教えてください。
部分矯正は、1本単位で歯を動かす矯正治療です。治療範囲が狭いため治療期間が短く、治療費も抑えられます。ただし、重度の不正歯列には全顎矯正が必要です。
他院で部分矯正を断られました…
他院で不可能とされた部分矯正も当院では行える場合がありますので、まずはお気軽にご相談ください。精密な診断を行い治療を開始します。
インプラント矯正について
インプラントを埋め込むのが怖いです…
矯正治療で使用するインプラントは直径1~2mm、長さ6~10mm程度の小さなネジで、生体親和性に優れたチタンを使用しています。そのため、金属アレルギーを発症するリスクが極めて低いので、大きな心配はありません。また、施術時間も短いので、患様様への負担も少なくなっています。麻酔がしっかり効いてから治療を行いますのでご安心ください。
小児矯正について
抜歯をしないで矯正したいです…
抜歯が必要かどうかは、症例によって異なります。十分な精密検査と診査を行った上で、治療計画を作成します。また、顎が成長段階にある場合は、歯列の拡大を促すことで抜歯せずに矯正できる可能性があります。
こどもが矯正装置の見た目を気にしています…
多くの子どもは矯正装置に対して懸念を示しますが、治療の必要性を正しく伝えることで治療に前向きになってくれることもあるのではないでしょうか。 幼い頃から歯科医院に慣れさせるために定期検診に通うことも大切です。また、当院では、目立ちにくい矯正にも対応できますので、お気軽にご相談ください。